名称:"狂気の闇医者"グレイ・カーティス(スケアリーイビルヘイズ)
モンスターレベル:10 分類:アンデッド
知能:狂気 知覚:五感(暗視)、魔法 反応:敵対的
言語:魔動機文明語(ただし、何を言っているのかわからない) 生息地:病院跡
知名度/弱点値:14/20 弱点:純エネルギー+2
先制値:17 移動速度:25(浮遊)
生命抵抗力:11(18) 精神抵抗力:14(21)

攻撃方法:メス(本体)/命中力:15(22)/打撃点:2d+5/回避力:14(21)/ 防護点:3/HP:78/MP:51

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
○精神効果、呪い、毒無効

○通常武器無効

○医者の心得
このキャラクターに対して魔法の武器でない銀の武器で攻撃した時、
その武器の攻撃は「通常武器」として扱います。

○銀の武器
メス(本体)の攻撃は、銀の武器で行われているものとして扱います。

○優先目標-蛮族
このキャラクターは種族:蛮族の対象を優先的に攻撃します。
対象の穢れ値は関係しません。
また種族:蛮族の対象に攻撃する時、打撃点が5点上昇します。

○未知の武器
このキャラクターに対する正確な伝承が伝わっていないため、
一目見ただけでは全ての能力を完全に把握することができません。
このキャラクターが持っている特殊能力のうち「▽切開」については、
実際にこの特殊能力が発動した後自動的に判明します。

○戦闘特技
【影走り】【足さばき】を習得しています。

□魔法適正
【魔法拡大/数】【魔法拡大/距離】【魔法制御】【マルチアクション】を習得しています。

〆神聖魔法(ザールギアス)レベル7/魔力12(19)

〆操霊魔法レベル8/魔力13(20)

▽切開
メスでの攻撃が命中した場合、対象は次からの手番終了時に5点の魔法ダメージを負います。
このダメージはいかなる効果によっても無効或いは軽減することができません。
この効果は命中するたびに5点ずつ累積し、最大40点まで累積します。
この効果は呪い属性です。

戦利品
 自動:グレイ・カーティスのメス(特殊)
 自動:古ぼけた白衣(100G)
 2~9:なし
 10~:魔動機文明の医学書(200000G)

解説
魔動機文明時代末期、とある地方で天才と謳われた医者がいました。
それが、高位のキルヒア神官、操霊術師でありながら外科医でもあったグレイ・カーティスです。
自身が操る神聖魔法、操霊魔法に加えて天才と称するに相応しい外科手術の腕前は、
この医者に治せぬ病、治せぬ傷はないと言わしめるほどで、
【リザレクション】に頼らない外科蘇生術まで操ったとさえ言われます。

そんな彼の生活は、<大破局>によって一変します。
蛮族に家族を皆殺しにされたグレイ・カーティスは、己の無力感と蛮族への強い憎しみから狂気に陥り、
更にはキルヒアに代わりザールギアスの神託を受けてしまったことにより抗いきれない殺戮衝動に目覚め、
遂に一本の魔剣を作り上げます。
一見、何の変哲もない外科手術用の短刀にしか見えないその武器は、
振るえば癒えることのない傷を与え、じわじわと、しかし確実に対象の命を奪っていく狂気の剣でした。
この短刀の完成当時、既に狂気により見境がなくなってしまっていたグレイ・カーティスは、
人族蛮族問わずあらゆる者を殺害して回り、遂には人族と蛮族双方の手によって討たれたといわれます。

魔動機文明時代末期に作られた魔剣ですが、
その強烈すぎる狂気によって迷宮を作るにいたりました。
グレイ・カーティスは今でもその迷宮にて自身の魔剣を握り締め、犠牲者を待っています。
このモンスターを倒すと「不滅の狂気を滅せしもの(名誉点60点)」の称号を得ます。