名称:紅き死槍(ダンピールアロガンテ)
モンスターレベル:23 分類:蛮族
知能:人間並み 知覚:五感(暗視) 反応:中立
言語:交易共通語、汎用蛮族語、ノスフェラトゥ語、異界語 生息地:???
知名度/弱点値:23/30 弱点:神聖魔法ダメージ+3点
先制値:30 移動速度:30
生命抵抗力:35(42) 精神抵抗力:31(38)
攻撃方法:槍/命中力:30(37)/打撃点:2d+27/回避力:30(37)/ 防護点:20/HP:450/MP:100
特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
○毒、病気無効
○複数宣言=2回
○再生=15点
○魔法耐性
いかなる魔法に対してでも、この魔物が精神抵抗力判定に成功した場合、結果を「消滅」として扱います。
魔法以外(練技、呪歌、賦術、魔物の能力による効果)には適用されません。
○死命の魔
"魔"を討つことを、その生の運命として帯びています。
「ヴァンパイア」「ノスフェラトゥ」などの名称を持つキャラクターの攻撃によってHPが0以下となった場合、その生死判定は自動成功として扱われ、さらに直前に受けたダメージを物理ダメージとして、自身のHPを0以下にした対象に与えます。この効果は自動的に発動し、MPを10点消費します。MPが足りない場合は、この効果は発揮されません。
○その魂は人に在り
例えその力が魔性のそれであろうと、魂までは魔に染まっていません。
「分類:人族」のキャラクターに対しては、下記の特殊能力の基礎値が半減(切り上げ)され、すべての特殊能力が「抵抗:消滅」に変更されます。また、「分類:蛮族」であっても、人族陣営のキャラクターとみなされた場合はこの効果が適用されます。ただし、「ヴァンパイア」「ノスフェラトゥ」などの名称を持つキャラクターはこの限りではありません。
○異界の吸血鬼
太陽の下にいる限り、出番の終了時に「15」点の魔法ダメージを受けます。このダメージは、いかなる効果でも軽減できません。すべての行為判定に-2のペナルティ修正を受け、さらに、3ラウンド(30秒)には完全な行動不能に陥り、特殊能力「再生」を失います。この効果は呪い属性として扱われ、太陽の下にいる限り、永続します。
〆槍舞
華麗な槍さばきで、1ラウンドに「1d」回の攻撃を行います。
1回1回、攻撃の結果を確認しながら、次の攻撃を同じ対象にさらに行うか、別の対象を選んで行うかを選ぶことができます。ただし、槍舞での攻撃を行った場合は、その攻撃の命中力判定に「1d(攻撃回数)」点のペナルティ修正を受けます。
□全力攻撃Ⅲ
打撃点を+20点します。同時に、自身の回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
□薙ぎ払いⅡ
自身の存在する乱戦エリア内の任意の5体までに、武器での攻撃を行います。
▽痛恨撃
打撃点決定の2dの出目が「10以上」だった場合、打撃点がさらに「+11」点されます。
▼刺し穿つ死棘の槍/27(35)/生命抵抗力/短縮
槍での攻撃が命中したときに、対象にこの能力を使うかどうか選択できます。
対象は、HPを回復させる効果、及び、HP回復を伴う効果をまったく受けられなくなります。
この能力は30秒(3ラウンド)持続し、その間は「2d+15」点の呪い属性の魔法ダメージを受けます。
この効果は呪い属性として扱われ、連続した手番に使えず、1ラウンドに1回までしか使えません。
▼突き穿つ死棘の槍/27(35)/生命抵抗力/短縮
槍での攻撃が命中したとき、対象が「刺し穿つ死棘の槍」の抵抗判定に失敗している場合選択できます。
対象は、すべての能力値が「12」点減少し、すべての行為判定に-2のペナルティ修正を受けます。
固定値のキャラクターの場合、移動速度が-12され、命中力・回避力判定に-2のペナルティ修正を受け、打撃点・精神抵抗力・生命抵抗力も-2され、すべての行為判定が-2されます。
この効果は呪い属性として扱われ、連続した手番に使えず、1ラウンドに1回までしか使えません。
▼必滅の呪槍/27(35)/生命抵抗力/消滅
対象が「刺し穿つ死棘の槍」「突き穿つ死棘の槍」の効果を受けている場合のみ使用できます。
槍での攻撃が命中し、この能力を選んだ場合、生命抵抗力判定に失敗した対象は即座にHPが「0」となり、生死判定に「-20+対象の生命力ボーナス」点のペナルティ修正を受けます。生死判定に成功した場合も、その後1時間はHPを回復させる効果や、HP回復を伴う効果、応急処置判定などをまったく受けられません。
この効果は呪い属性として扱われます。
▼魂を啜るもの
攻撃が命中したときに、対象に牙で噛み付くかどうか選択できます。
これを選んだ場合、対象に与えるダメージは「2d+40」点となり、適用ダメージと同じだけ、死槍のHPとMPが即座に回復します。この効果でHPが0以下になった対象は、生死判定を行わず即座に死亡します。死亡すれば、二度と蘇生することはできません。
○魂炎
死槍が生死判定に失敗して死亡した場合、その場で即座に、蒼く輝く炎へと姿を変えます。
この炎はいかなる手段でも消すことはできず、7日後に完全な状態で炎の中から復活します。
復活を防ぐ手段は、7日間の間絶えることなく太陽の光を浴びせ続けることです。7日間の間、太陽に晒され続けた炎は徐々に弱くなって消え、死槍は完全に滅びます。戦闘開始時の魔物知識判定の達成値が弱点値以上でなかった場合には、この方法をキャラクターは知り得なかったことになり、上記の方法を試みても、阻止ないし滅ぼすことはできません。
戦利品
自動:異界の魔槍(取引不能/白黒金SS)
2~10:???
11~13:???
14~:???
解説
通称、"紅き死槍"と呼ばれるその存在は、いつからかラクシアに現れました。
異世界から来た存在と囁かれており、しかし半数の者はその話を信じてはいませんが、事実ラクシアに存在しない言語を複数操り、ラクシアのどの形態とも異なる能力を扱う事から、一概にホラ話とも言い切れません。
太陽で動きが鈍り、血を啜るといった特徴から、ノスフェラトゥの一種ではないか?と学者達は唱えていますが、それを聞いた本人はかなり激怒した上で否定しています。本人に曰く「ダンピール」といった種族で、ラクシアのラルヴァにあたる存在のようです。異界の存在ではありますが、保有する"穢れ"は3点相当のようで、守りの剣の影響下にある場合、少々の不調を覚えます。
彼は相手を呪う事に長け、その呪いをもって敵対者を追い詰め苦しませた上で死に追いやります。しかし、不思議なことにその呪いは、人間…もとい人族には効果が薄いようです。或いは、彼自身の敵意のない者に対しては効果が現れないようです。ですが、その呪い自体は非常に強力であり、例え抵抗したとしてもその影響が暫くの間は残る程です。この呪いは武器ではなく、彼自身の力に由来しています。
また、彼はラクシアのラルヴァ達と似たような種であるからか、吸血鬼を非常に憎んでいます。
異世界から此方に現れた理由も、元々は自らの世界にいた吸血鬼を追ってきたとの事です。妄執じみたその憎悪ゆえか、自らの世界の吸血鬼のみならず、ラクシアの吸血鬼に対してもその憎悪の矛先が向かっており、自身の物を追いかけると共に、ラクシアの吸血鬼たちを襲撃しているとされています。
…どうやら、人間の"ハラン・バーレイグ"と瓜二つの容姿をしていますが……?