名称:燃え盛る魔神将、パールイック(タジェガール)
モンスターレベル:24 分類:魔神
知能:高い 知覚:五感(暗視) 反応:敵対的
言語:魔神語、魔法文明語 生息地:知識の井戸
知名度/弱点値:31/37 弱点:氷属性+3点
先制値:28 移動速度:32
生命抵抗力:24(31) 精神抵抗力:24(31)

部位数:4(大角、多腕、多腕、多脚) コア部位:大角

攻撃方法:大角/命中力:24(31)/打撃点:2d+24/回避力:21(28)/ 防護点:25/HP:197/MP:181
攻撃方法:多腕(右)/命中力:25(32)/打撃点:2d+26/回避力:21(28)/ 防護点:22/HP:156/MP:68
攻撃方法:多腕(左)/命中力:25(32)/打撃点:2d+26/回避力:21(28)/ 防護点:22/HP:156/MP:68
攻撃方法:多脚/命中力:22(29)/打撃点:2d+27/回避力:19(26)/ 防護点:23/HP:166/MP:53

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
●全身
◯:炎無効

◯:精神効果属性無効

◯:燃え殻の肉体
斬撃属性攻撃を受ける場合、そのクリティカル値を「+1」します。

◯:噴き出す地獄火
命中:19(26) 生命抵抗:26(33) 抵抗:半減
このモンスターと乱戦エリアを形成しているキャラクターは、自身の手番の開始時に1d6を振り、出目が3以下の場合はさらに回避判定を行います。回避判定に失敗した場合「2d6+17点」の炎属性魔法ダメージを受けます。


●大角
〆:真語魔法、操霊魔法、召異魔法15Lv:魔力26(33)

○□:魔法適正
《マルチアクション》《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大/数、時間、距離、範囲》を習得しています。

〆:内核圧縮/放出
自身の体内から噴き出す炎を圧縮した高密度のエネルギー爆発を引き起こします。
『内核圧縮』を使用した次の手番に[大角]は『放出』以外の行動を行えません。
また『放出』を使用した次の手番まで以下の能力を失います。
[全身]『噴き出す地獄火』
[多腕(右)]『火砕弾』
[多腕(左)]『火砕弾』
[多足]『灼熱の場』
この攻撃は半径200mのすべてのキャラクターを対象として「威力100+45点」の無属性魔法ダメージを与えます。
非常に反動が大きく『放出』を使用した次の手番まで、全身のあらゆる判定に-4のペナルティを受けます。


●多腕(右)
◯:2回攻撃&双撃
2本腕で縦横無尽に攻撃します。最大で2回まで攻撃し、1回ごとに乱戦エリア内の対象を自由に選択します。

○:炎をまとう腕
多腕(右)の攻撃は常に炎属性として扱います。

〆:火砕弾
命中:22(33) 生命抵抗:26(33) 抵抗:半減
半径35m以内の対象に向けて火球を投擲します。対象のキャラクターは回避判定に失敗した場合「2d6+20点」の炎属性魔法ダメージを受けます。


●多腕(左)
◯:2回攻撃&双撃
2本腕で縦横無尽に攻撃します。最大で2回まで攻撃し、1回ごとに乱戦エリア内の対象を自由に選択します。

○:炎をまとう腕
多腕(左)の攻撃は常に炎属性として扱います。

〆:火砕弾
命中:22(29) 生命抵抗:26(33) 抵抗:半減
半径35m以内の対象に向けて火球を投擲します。対象のキャラクターは回避判定に失敗した場合「2d6+20点」の炎属性魔法ダメージを受けます。


●多脚
○:攻撃障害=不可・+4
巨大な肉体が攻撃を遮ります。飛行していないキャラクターの大角への攻撃に対する回避に+4のボーナスを得ます。多脚のHPが0以下になったときこの能力は失われます。

○:灼熱の場
生命抵抗:22(30) 抵抗:半減
噴き出す炎が立つ場所全てを灼熱の場に変容させます。このモンスターと乱戦エリアを形成しているキャラクターは手番の開始時に「2d6+10点」の炎属性魔法ダメージを受けます。


戦利品
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解説
現在では存在が失われた炎の魔神です。魂に穢れのない、極めて優れた人間戦士と大司祭(第一の剣の神を信仰する者)の完全な死体を供物に要求するため、契約できる者はほぼ確実に存在しません。
魔法文明時代には魂に穢れのない人間の死体は様々な有効価値があったため、その死体は国にとって絶対に奪われてはならないものでした。

死体は完璧であればあるほど良い。供物は尊ければ尊いほどに旨味を増していく。パールイックにとってメリヴァの追い詰められた状況は供物に申し分ありませんでした。大司祭は既に命を落とし、メリヴァの勇者ボゥ・ディリーは自ら命を絶ち、パールイックの力をユナメイルに託しました。

パールイックはメリヴァに攻め入る軍勢を単身で悉く焼き尽くし、魂を捉え、食らい続けました。その雄壮な姿(当時の国民たちにはそのように見えていました)は国民たちにも大いに受け入れられ、守護神とも称えられます。

やがて侵略者は強大すぎるパールイックの存在、大軍を向けられないメリヴァの地下世界を瓦礫で封じ込め、ユナメイルを餓死させる道を選びましたが、それもパールイックにとって、見え透いた結末でしかありませんでした。

しかしパールイックの最大の誤算は、ユナメイルが不死者となってなお現世に留まり、自身を契約に縛り付けたことでした。人間として称えるべき愚かさか、若さゆえの過ちか、魂を穢れ果てさせてなおメリヴァの死に意味を持たせるため生き続ける死者に憤慨しながらも、パールイックは対話を重ねます。地上の国々を侵略し、メリヴァを取り戻すのだと。

果たしてユナメイルはその意見に賛同しました。ただ、決してパールイックの囁きではなく、自身の意思、意地に基づいた決断ではありましたが、それもパールイックにとって今や無関心な出来事です。目的の達成には慎重な手段と強引な手段の二つがあり、今は強引な手段による場であることを彼は確かに認識しています。

軍勢を従える彼に敗れた、それは少なくともリーゼン地方の破滅を意味することでしょう。