名称:"破神"フォルサリアーデ(エンシェント・ゴッド)
モンスターレベル:40 分類:神族
知能:極めて高い 知覚:神域 反応:厭世的
言語:すべて 生息地:神の世界
知名度/弱点値:∞/∞ 弱点:なし
先制値:36 移動速度:100(飛行)
生命抵抗力:28(35) 精神抵抗力:35(42)

部位数:5(本体、白剣×2、黒剣×2) コア部位:本体

攻撃方法:斬撃(本体)/命中力:30(37)/打撃点:2d+33/回避力:33(40)/ 防護点:25/HP:500/MP:999
攻撃方法:斬撃(白剣)/命中力:35(42)/打撃点:2d+40/回避力:25(32)/ 防護点:40/HP:200/MP:0
攻撃方法:斬撃(白剣)/命中力:35(42)/打撃点:2d+40/回避力:25(32)/ 防護点:40/HP:200/MP:0
攻撃方法:斬撃(黒剣)/命中力:35(42)/打撃点:2d+40/回避力:25(32)/ 防護点:40/HP:200/MP:0
攻撃方法:斬撃(黒剣)/命中力:35(42)/打撃点:2d+40/回避力:25(32)/ 防護点:40/HP:200/MP:0

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
●全て
○精神効果、呪い無効

○神が殺した伝承
このキャラクターに対する伝承は神紀文明時代の神々が抹消しています。
たとえ自動成功であっても、このキャラクターに対する魔物知識判定には成功できません。
モンスターデータは、キャラクター達が信仰する神から教えられます。

○剣の栄光に預かるものを殺すもの
このキャラクターと戦闘中、「剣の託宣/運命凌駕」、及びあらゆる「剣の加護」は効果を発揮しません。
また、全ての種族特性の強化を無効にします。

○本体はひとつ
複数部位が存在していますが、そのうちこのキャラクターの本体と呼べる部位はひとつです。
「□投げ攻撃」を使用する場合、このキャラクターの部位は「1」として扱います。

○マジックバリア-半減
全ての属性魔法ダメージを「半減(端数切上)」します。
この効果は「○ソードバリア(白、黒)」が消滅すると消滅します。

○穢れに弱い
「1点」以上の穢れをもつキャラクターがこのキャラクターを攻撃する時、
攻撃者の「穢れ」点分のダメージを余分に受けます。

○HP再生=10点/手番終了時

●本体
○消費MP半減(端数切上)
この特殊能力は全ての魔法に有効です。

○MP再生=10点/手番終了時

○複数宣言=4回

○2回行動

○召喚禁止
操霊魔法によるゴーレムの作成、妖精魔法および召異魔法による妖精、魔神の召喚は無効化されます。
この特殊能力は、このキャラクター自身には及びません。

○神威
このキャラクターに敵対する全ての対象は、生死判定以外の全ての行為判定に-2のペナルティを受けます。

○灰色なる敗北の幻影・極
戦闘中の行為判定に失敗した時、その行為判定に自動成功したものとして扱えます。
この効果は1日に何度でも使用可能ですが、1ラウンドに1度だけ、
かつ1度使用すると3ラウンドの間使用できません。

○戦闘特技
【精密射撃】【鷹の目】【足さばき】【影走り】【不屈】【練体の極意】を習得しています。

□魔法適正
【魔法拡大/全て】【魔法誘導】【魔法制御】【ワードブレイク】【クリティカルキャスト】を習得しています。
このうち、【魔法拡大/確実化】はIB導入環境であっても導入前のものを参照します。

□全力攻撃Ⅳ
打撃点を+52点します。次の手番終了時まで回避力が-4されます。
このペナルティは「□超強化魔力撃」と重複します。

□超強化魔力撃
打撃点を+40点、命中力が+12されます。次の手番終了時まで回避力、
生命抵抗力、精神抵抗力が-4されます。このペナルティは「□全力攻撃Ⅳ」と重複します。

☆全練技
全ての練技を習得しています。エンハンサーレベルは20として計算します。

☆神気発勝
自身が受けている望まぬ効果を全て解除します。達成値の比べあいは必要ありません。
この特殊能力は、連続した手番には使用できません。

☆青天蓋世
自身の周囲100m以内のキャラクターのあらゆる効果を全て解除します。
この特殊能力は1度使用すると、続く4ラウンドの間使用できません。

〆全魔法レベル17/魔力40(47)
真語魔法、操霊魔法、深智魔法、妖精魔法(全ランク)、神聖魔法(特殊神聖魔法も全て)、
魔動機術、召異魔法のレベル17までの魔法を行使します。

〆奪命剣
与えたダメージ分、対象の最大HPを減らします。この効果は次の日の朝6時に解除されます。
この特殊能力でダメージを与える時、打撃点を20点減らします。
この特殊能力でHPが0以下になった時、対象は生死判定を行わず死亡します。

〆奪魂剣
対象にダメージは与えず、算出ダメージ分対象の最大MPを減らします。
この効果は次の日の朝6時に解除されます。
この特殊能力でダメージを与える時、打撃点を20点減らします。
この特殊能力でMPが0になっている状態で生死判定に失敗した場合、
魂は輪廻の輪に戻り、二度と蘇生できません。

●白剣
○毒無効

○転倒、投げ無効

○ソードバリア(白)
フォルサリアーデの周囲を剣が守護しています。
この特殊能力と「○ソードバリア(黒)」を解除しなければ、
「○マジックバリア」は解除されません。
この特殊能力はいずれかの「部位:白剣」が消滅すると効果を失います。

○飛翔剣
この部位の攻撃射程は「30m」です。攻撃種別は近接攻撃として扱います。
この能力で遠距離攻撃を行っても、キャラクターの位置が変化することはありません。

○ライフポイント=2点
この部位が破壊された時、ライフポイントを使用し全快状態で復活します。
復活したラウンドは行動できません。

▼切り払いⅡ
この部位に対して近接攻撃、射撃攻撃が行われた場合、
回避力判定の変わりに命中力判定を行うことができます。
成功した場合、その攻撃を無効にします。
この特殊能力は、1ラウンド中に3回まで使用可能です。連続使用に対するペナルティはありません。

〆オーラブレード
「射程/形状:50m/貫通」「対象:任意の地点」「威力60」の純エネルギー魔法ダメージを与えます。
この攻撃はクリティカルしませんが、抵抗は「必中」として扱います。
この特殊能力を使用すると、「部位:白剣」の回避力が-2されます。


○毒無効

○転倒、投げ無効

○ソードバリア(黒)
フォルサリアーデの周囲を剣が守護しています。
この特殊能力と「○ソードバリア(黒)」を解除しなければ、
「○マジックバリア」は解除されません。
この特殊能力はいずれかの「部位:黒剣」が消滅すると効果を失います。

○飛翔剣
この部位の攻撃射程は「30m」です。攻撃種別は近接攻撃として扱います。
この能力で遠距離攻撃を行っても、キャラクターの位置が変化することはありません。

○ライフポイント=2点
この部位が破壊された時、ライフポイントを使用し全快状態で復活します。
復活したラウンドは行動できません。

▼ファントムカウンターⅡ
この部位に対して近接攻撃、射撃攻撃が行われた場合、
回避力判定の変わりに命中力判定を行うことができます。
成功した場合、その攻撃を無効にし2d+40の物理ダメージを与えます。
失敗した場合、相手の威力ダイスは「12」が出たものとして扱います。
この特殊能力は、1ラウンド中に5回まで使用可能です。連続使用に対するペナルティはありません。

〆メテオザッパー
「射程/形状:術者」「対象:周囲30m/任意」「威力60」
「抵抗:半減」「C値:⑩」の純エネルギー魔法ダメージを与えます。
この攻撃の抵抗に失敗すると、対象は10m後方へ吹き飛んだ上で転倒します。
この特殊能力を使用すると、「部位:黒剣」の回避力が-2されます。

戦利品
 自動:終末黙示録(算定不能)
 自動:凝縮されたマナの塊(5,000,000G)

解説
この世界で一番最初に神となった人間、ライフォス。彼には妹がありました。
それが、フォルサリアーデです。
彼女は兄と同じように、また兄の仲間達と同じように神になることを望みました。
しかし何度頼んでも、兄ライフォスはルミエルを貸し与えようとはしませんでした。
彼女は功名心にはやり、いささか独善的であったがために神へと登るには相応しくないと判断されたのです。

ルミエルの力を借りられないとわかったフォルサリアーデは、
次にイグニスの力を借り受けるため、ダルクレムの下を訪れました。
しかし、既に神紀文明の戦争の只中にあって、ダルクレム配下の将達を打ち倒していたフォルサリアーデは、
彼に門前払いを食らうことになります。
いかに力を欲しようとも、彼女はライフォスの妹。ダルクレムは、敵に塩を送る真似はしなかったのです。

なんとしても神になりたい。兄と、仲間達と同じ階を上りたい。
彼女は第三の剣、カルディアを求め旅を始めました。
血のにじむような苦労の末、彼女は遂にカルディアへとたどり着きます。
しかし、カルディアは彼女を持ち手と認めず、
力を貸さないばかりかその身を粉々に打ち砕き、霧散させました。

ルミエルにも、イグニスにも、そしてカルディアにすら見放された―
失意と怒り、絶望、そして癒されることのない剣への渇望。
己の心の迷路に迷い込んだ彼女は、苦悩の中で遂にある考えにいたりました。

「どの剣も、私に力を貸してはくれない。ならば…己が剣になるほかない。」

始まりの剣を求めるのではなく、己自身が剣となり、神となる。
当時、いえ、現代にいたるまで誰も行わなかった、考えもしなかったことを彼女はやると決心しました。
そして…気の遠くなるような鍛錬の結果、彼女は剣の力に頼らず、
しかして剣の力によって神になった者達を凌駕する力を得るにいたったのです。
彼女は自身を、"破神"―「始まりの剣の神を破る者」ーと呼びました。
彼女は持てる力を全て振るい、ルミエルの神々も、イグニスの神々も全てを打ち払い、
神紀文明の戦争を終わらせたといいます。そして、その後の動向は…神ですら、知りえません。

戦争が終わった後、神々は自らを打ち倒した荒ぶる神の伝承を残してはいけないと判断しました。
フォルサリアーデに関するあらゆる記録は抹消されました。
現代において、この神に対する伝承は一切が残っていません。
ですが、人々の記憶から消えることはありませんでした。
剣を求めるがゆえに自らが剣となった神フォルサリアーデは、
"破神"フォルトナの伝承となって、今も現代に息づいているのです―