名称:プシュケー
モンスターレベル:2 分類:幻獣
知能:宿主と同程度 知覚:魔法 反応:敵対的
言語:宿主のもの、神紀文明語、魔法文明語、プシュケー語 生息地:さまざま
知名度/弱点値:12/15 弱点:物理ダメージ+2 & 宿主の弱点
先制値:※+2 移動速度:※+2(浮遊)
生命抵抗力:※+2(7) 精神抵抗力:※+3(7)

攻撃方法:宿主のもの/命中力:※+3/打撃点:※+3/回避力:※+2/ 防護点:※+2/HP:※+10/MP:※+10

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
○宿主の影響
この魔物の部位数・ステータスなどは「宿主」に依存します。各種数値欄で「※」となっている場所に、宿主のステータス値を当てはめてください。なお、ステータスの最低値は「0」であり、マイナスになることはありません。
<b>この魔物のレベルは「宿主のレベル+2」です。</b>
戦闘特技、特殊能力、魔法も引き継ぎます。

○共有感覚
自分のいる乱戦エリアに自分以外の「プシュケー種の味方」がいる場合、命中力+1。
この能力は重複しない。

○浮遊
足場の悪いことによるペナルティや、接地ペナルティを受けません。

○侵食Lv
このモンスターが成体になるまでは9ヶ月の時間を要します。産卵から一定の日数が経過するごとに、侵食Lvが上昇します。
侵食Lvが上昇する事に、宿主の思考はプシュケーに近いものになっていきます。
また、<b>侵食Lv4までの宿主が途中で「死亡」した場合、1時間後に侵食度が「1」上昇した状態で蘇生します</b>。
<b>「宿主の(プシュケーとしての)精神抵抗力+侵食Lv(最大4)」</b>を目標値とした【リムーブ・カース】などに成功すれば、宿主の侵食Lvは1週間(7日)ごとに「1」下がります。
侵食Lvが「1」まで戻ったのち、さらに1週間(7日)が経過すれば宿主は完全に回復します。

○産卵
この動作は一日に三回までしか行えません。
「プシュケー」以外の種族を宿主にするため、卵を産み付けます。
<b>対象が「意識を失っている」か「死んでいる」状態であり、かつ「知能:なし」か「知能:命令による」<u>ではない</u>ことが前提です。</b>
プシュケーが産卵を終えるまでには10分(60ターン)かかります。魂の有無は問いません。
「死んでいるもの」や「魂のないもの」に産卵した場合、穢れを得ないかわりに1時間後「侵食Lv3」の状態で蘇生します。
成体の「プシュケー」が生まれるまで9ヶ月(270日)かかります。それまでなら<b>「宿主の(プシュケーとしての)精神抵抗力+侵食Lv(最大4)」</b>を目標値とした「リムーブ・カース」などで除去できます。

○侵食解除抵抗
この魔物の侵食Lvを下げるための「リムーブ・カース」などは、<b>成功の是非を問わず「7日に1度」しか行使できません</b>。

侵食Lv表
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<b>産卵直後~1ヶ月未満/侵食lv1</b>
・宿主はプシュケーや別の宿主に軽い好意を抱く。
・宿主が「プシュケー」に対して行う行動判定は-1のペナルティを受ける。
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<b>1ヶ月以上~3ヶ月未満/侵食Lv2</b>
・宿主が「死体」か「魂を持たない」場合、穢れを得ない代わりにこの段階から侵食が始まる。
・宿主はプシュケーや別の宿主に極めて熱い好意を抱く。
・宿主は神紀文明語・魔法文明語の読文能力を得る。
・この段階から、宿主はほかの「プシュケー」や「宿主」の気配を感知できる。
・宿主が「プシュケー」に対して行う行動判定は-2のペナルティを受ける。
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<b>3ヶ月以上~6ヶ月未満/侵食Lv3</b>
・宿主は自分がいままで持っていた価値観より、「プシュケー」やその仲間の価値観を中心に行動するようになる。
・宿主は魔法文明語・プシュケー語の会話能力を得る。また、「プシュケーの宿主」を自動的に感知できるようになる。
・宿主が「プシュケー」に対して行う行動判定は-3のペナルティを受ける。
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<b>6ヶ月以上~9ヶ月未満/侵食Lv4</b>
・宿主の思考回路はプシュケーとほぼ同一化する。このころから産卵を行う。
・自分と「プシュケー」と「プシュケーの宿主」以外は獲物としか思わなくなる。
・宿主が「プシュケー」に対して行う行動判定は-4のペナルティを受ける。
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<b>9ヶ月~/完全に侵食</b>
・宿主は完全にプシュケーとなる。もう戻ることはない。

戦利品
 自動:宿主の戦利品剥ぎ取り×宿主の部位数
 自動:幻獣の鱗粉(10G/赤B)
 2~7:なし
 8~11:幻獣の翅(100G/赤B)
 12~:きれいな幻獣の翅(300G/赤A)

解説
ラングスイルに生態が似た「寄生型幻獣」です。
この魔物を作ったのはとある年経たヨーウィだとされています。

プシュケーはラクシアに存在する人族・蛮族・幻獣・動物(と、アンデッドを含む死骸)に寄生し、心身を侵食します。
ルーンフォークやアルケミートゥースなどの魔法生物や、フィー・フロウライトにも寄生した事例、さらには植物に寄生した例もわずかながら報告されています。

宿主だったものは外見を大きく変えます。
背中には、広げれば2mほどになる蝶の羽が生えています。羽の色は、宿主の種族によって決まるようです。
頭部の上半分は巨大な複眼をそなえた蝶の頭部におきかわってしまいます。
宿主の腹部は昆虫のそれのようになり、中に産卵管を収納しています。
幼虫の体は宿主の脳と脊髄に、心は宿主の魂に寄生し、9ヶ月で成虫となります。

プシュケーの食料は大気中のマナと宿主の心、そして死者の魂です。
高レベルのプシュケーほどたくさんのマナや魂を吸い、手ごわくなっているでしょう。

---逸話--
幻獣こそが至高の生物であり、剣をもってルミエルの神々とイグニスの神々に復讐すべきだと考えたあるヨーウィが
「我らヨーウィの願いはカルディアのための復讐。すべての生物を幻獣と化させるため、進化しながら剣を持てるようになる幻獣をつくりたまえ」とクスに祈りました。
その歪んだ祈りが聞き届けられて(聞き届けられざるを得なくなったとその他のクス信者は言いますが)生まれたのがプシュケーだと言われていますが、定説とはなっていません。
最初のプシュケーがもともとどのような姿をしていたのかも謎のままです。ただ、卵の大きさから「すこし大ぶりな蝶の姿をしていたのではないか?」という仮説が出ています。